ベルント・シュタンゲ監督【写真:Getty Images】
シリアサッカー連盟は10日、同国代表チームを率いていたベルント・シュタンゲ監督の解任を発表した。代役として元同国代表監督のファジル・イブラヒム氏が大会終了まで指揮を執る。
アジア杯グループステージB組に入っているシリアは、初戦でパレスチナと0-0のドロー。現地時間10日に行われた第2節の試合ではヨルダンに0-2の敗戦を喫した。
この結果、B組からは全チーム中一番乗りでヨルダンが決勝トーナメント進出を決定。11日にはパレスチナとオーストラリアが対戦する。シリアがグループ突破に望みを繋ぐためには15日のグループ最終戦でオーストラリアに勝利する必要がある状況となる可能性が高い。
過去にイラク代表やベラルーシ代表、シンガポール代表なども率いた経験を持つドイツ出身のシュタンゲ氏は、2018年2月にシリア代表監督に就任。前年のロシアワールドカップ予選でプレーオフまで進んだチームを強化することが期待されたが、就任後初の公式戦となったアジア杯で好スタートを切ることはできなかった。
今大会中の監督交代は早くも2人目となる。7日には初戦のインド戦に敗れたタイ代表がミロヴァン・ライェヴァツ監督を解任していた。
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