もはや100%の勝利はない時代に
どんな相手でも100%勝つという時代はもう過ぎ去ったことが、それこそ証明された試合であった。
AFCアジアカップUAE2019のグループステージC組第1節が現地時間の7日に行われ、韓国代表とフィリピン代表が対戦した。
結果は1-0。後半22分に決勝ゴールが生まれた。イ・チョンヨンが起点となり、ボックス内に侵入するファン・ヒチャンに縦パス。ここからファン・ヒチャンがゴールエリアにいたファン・ウィジョに折り返すと、反転しながら強烈なシュートを叩き込んだ。
昨季、年間で33ゴールを叩き込んだストライカーがその威力を遺憾なく発揮した。このゴールを守りきり、勝ち点3点を手に入れた。
だが、この内容を喜ばしく受け止めることはできない。ゴールが生まれる前までの66分の時間を韓国のファンはイライラしながら見ていたはずだ。
それこそゴール前までボールを運ぶシーンが足りなかったのだ。ファン・ウィジョがボックス内で俊敏な動きをとり味方からのボール配給を待つも、ボールがなかなかフィリピンの守備を割ってこない。そう、予想外の苦戦が韓国を襲来した。
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