ブンデスリーガ
ブンデスリーガの順位表など【写真:Getty Images】
1位:ボルシア・ドルトムント 17試合13勝3分1敗(勝ち点42/得失点+26)
2位:バイエルン・ミュンヘン 17試合11勝3分3敗(勝ち点36/得失点+18)
3位:ボルシア・メンヒェングラッドバッハ 17試合10勝3分4敗(勝ち点33/得失点+18)※1月8日現在
バイエルン・ミュンヘンの独走が予想されていたブンデスリーガだったが、前半戦の王者に輝いたのは別のクラブだった。それが、ボルシア・ドルトムントである。
ルシアン・ファブレを新監督に迎えた今季のドルトムントは、圧倒的な攻撃力で他のクラブを打ちのめしてきた。夏に加入したパコ・アルカセルはドイツの地で覚醒し、18歳のジェイドン・サンチョはその才能を完全に開花させた。そして怪我に苦しむことが多かったチームの大黒柱であるマルコ・ロイスも、本来の実力を存分に発揮。攻守両面がうまい具合に噛み合い、かつての輝きを取り戻したのだ。バイエルンのリーグ7連覇を止めるのには十分すぎる内容で、満足いく前半戦を過ごした。
一方、絶対王者のバイエルンはリーグ戦17試合を終え、首位・ドルトムントに勝ち点6差とされるなど苦しい前半戦を過ごす。ビッグクラブでの指揮を執ったことがないニコ・コバチ監督はチームの最適解を見つけ出せず、苦しんでいる印象だ。すぐ後ろをボルシア・メンヒェングラッドバッハが追っており、2位の座も安泰ではない。リーグ7連覇へ向け、これ以上勝ち点の取りこぼしは許されない状況だ。
期待を裏切る前半戦を送ったのはシャルケだろうか。昨季2位躍進を果たした同クラブだったが、現在は13位に低迷。リーグ戦17試合中複数得点を挙げたのはわずか4試合と深刻な得点力不足が最大の原因となっている。