中澤佑二【写真:Getty Images for DAZN】
J1リーグの横浜F・マリノスが8日、チームに所属する40歳の元日本代表DF中澤佑二が現役引退すると発表した。20年のプロ生活に終止符を打つことになる。
1999年にヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)とプロ契約を交わし、初年度から主力として活躍した。Jリーグ新人王に輝き、Jリーグベストイレブンにも選出されている。2001年まで同クラブでプレーを続けた後、2002年に横浜F・マリノスへ移籍した。
チーム初となる2連覇達成(2003シーズン、2004シーズン)と3ステージ連続優勝(2003シーズンの1st、2ndステージ制覇、2004シーズンの1stステージ)を成し遂げる原動力として活躍。2004年にはJリーグMVPに輝いている。日本代表としては通算110試合に出場して17得点決め、2006年と2010年の2回ワールドカップに出場していた。
中澤は横浜FMのオフィシャルサイトを通じて「私、中澤佑二は、2018シーズンをもって現役を引退する決断を致しました。自分の中では、プロ20年目となる昨シーズンを一つの区切りとして考え、全てを出し切るという思いで最終戦まで走り続けました。そしてシーズンを終え、改めて自分の思いを整理した中で、やはりこのクラブでユニフォームを脱ぎたい、そしてそれが横浜F・マリノスに対して一番の恩返しになるんじゃないかなという思いになりました。
小学校6年生からスタートさせたサッカー人生は30年。プロとしての現役生活は20年。振り返ると、ここでは書ききれないほどの本当に多くの方々に支えていただき、こんなに長く現役生活を続けることが出来ました。もがき苦しみ、がむしゃらに掴み取ったプロ生活。来年もF・マリノスで現役を続ける選択肢もありましたが、最後は”中澤佑二”らしく、自分の決断を信じ、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思います。
良い時も悪い時も共に戦っていただいたファン・サポーターの皆さま、チームメイト、チームスタッフ、スポンサー各社の皆さま、ホームタウンで支えてくださった皆さま、横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、そして東京ヴェルディに関わるすべての皆さま、本当にありがとうございました。今後のことはこれからゆっくり考え、また皆さんにご報告出来たらと思います。20年間、本当にありがとうございました」と、コメントしている。
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