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日本代表 6年前

日本代表、イタリア名将の腹心が徹底分析。森保ジャパンはどう攻撃し、どこに弱点があるのか?【敏腕分析官の眼】

日本代表は昨年のロシアワールドカップを終えて以降、森保一監督の下で新たなチーム作りを進めてきた。そして迎える初めての公式戦はアジアカップ。大陸王座奪還に向けてサムライブルーの強みと弱みはどこにあるのだろうか。イタリアの名将ロベルト・ドナドーニ氏の下で映像分析のスペシャリストとして働くアルベルト・ナビウッツィ氏が昨年9月以降の複数の試合を詳細に分析し、日本代表を丸裸にする。(分析・文:アルベルト・ナビウッツィ【YouCoach/イタリア】)

シリーズ:敏腕分析官の眼 text by アルベルト・ナビウッツィ photo by Getty Images, YouCoach

新たなチームを作り上げた森保監督

日本代表
日本代表は9日にアジアカップの初戦を迎える【写真:Getty Images】

 森保一監督率いる日本代表は、アジアカップの優勝候補に挙げられている。

 2018年のロシアワールドカップで貴重な経験を得た日本代表に森保監督が就任し、チームの改革を行ってアジアカップに向けた準備をしている。

 新生日本代表は若返りを図り、森保監督は日本代表に新しいアイデンティーと規律を与え、若いタレント性に溢れる選手と経験のあるベテランをうまく融合させることによってチームのバランスを整えた。

 森保ジャパンは各選手が質の高いテクニックを発揮できる明確な役割を持ったフォーメーション[4-2-3-1]を採用している。

 センターバックの2人には背丈があってフィジカルコンタクトや空中戦でも負けない選手を採用し、サイドバックは高い位置をとって攻撃に幅を持たせる役割を担っている。セントラルMFの2人はディフェンスラインを助けられる位置を保ちながらゲームを作る役割を担い、残り4人の選手は新生日本代表に新しいアクセントを生み出していると言える。

 前線の4人は足もとの技術に秀でており、細かいドリブルや素早いショートパスの交換でコミュニケーションを図り、相手ディフェンスの読みを絞らせないプレーが特徴的である。サイドの2人の選手はよく中央に絞り、それに対して1トップは下がりながらセカンドトップへのスペースを空ける。

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