波乱続きのアジア杯。日本も油断は危険
ホスト国・UAEがバーレーンに1−1で引き分けたのに続き、2015年大会王者・オーストラリアが伏兵・ヨルダンに0−1、チャナティップらJリーグ勢を擁するタイもインドに1−4とそれぞれ苦杯を喫するなど、番狂わせが続いている今回の2019年アジアカップ(UAE)。9日に初戦・トルクメニスタン戦(アブダビ)を控える日本も決して楽観は許されない状況だ。
初戦3日前の6日、合流が遅れていた吉田麻也、武藤嘉紀と遠藤航、追加招集の乾貴士と塩谷司の5人がようやく全体練習に参加。森保一監督率いる新生日本代表のメンバー23人全員がついに揃った。
39度の発熱に見舞われたという遠藤が「僕自身はコンディションが落ちているとは思わない。初戦からやれって言われたらできる」と強気の姿勢を示し、乾も「ずっと練習もしてたので、全く問題ない感じでできている」と前向きに語るなど、後から加わった5人もトルクメニスタン戦から行けそうな雰囲気ではある。
指揮官も5日のアル・ワハダ戦のスタメン組でそのまま行くか、いくつかのポジションを入れ替えるか思案のしどろだ。
この日から本格的な非公開練習に入り、実戦形式でいくつかの組み合わせもテストしたと見られるが、トラブルの続いたボランチは遠藤がOKならそのまま復帰し、1トップも大迫勇也が行ければいくということになるだろう。
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