バイエルン・ミュンヘンのフランク・リベリ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンの元フランス代表MFフランク・リベリは、SNSでの不適切発言によりクラブから多額の罰金処分を科されることになった。独誌『キッカー』などが伝えている。
リベリは先日、ブンデスリーガのオフを利用してドバイへ旅行し、「塩振りおじさん」として世界的に有名となったヌスレット・ギョクチェ氏のレストランを訪れた。同氏のレストランはサッカー選手にも人気となり、ここ数ヶ月でリオネル・メッシやポール・ポグバ、ユスティン・クライファートなども訪れている。
リベリはその店での様子を撮影した動画をインスタグラムで投稿。一面を金箔で覆われた巨大な肉料理をヌスレット氏が切り分け、そこにリベリが塩を振りかける様子などが撮影されている。報道によればこの料理の値段は15万円前後だという。
だがその投稿に対して、批判的なコメントも少なからず寄せられた。リベリは反論のコメントを投稿し、批判は「嫉妬」であるとして、「僕の成功は神様と自分自身と僕を信じてくれた人たちのおかげだ。それ以外の奴らはソックスについた砂でしかない」と述べたほか、さらに過激な言葉も用いて批判者を攻撃していた。
クラブとしても、リベリのこの騒動を見過ごすことはできなかったようだ。ハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)は、「リベリは招待されたのであり、自分で肉料理を支払ったわけではない」「彼だけでなく妊娠中の夫人も罵倒された」とリベリの心情に理解を示しつつ、「彼はバイエルンが受け入れられない言葉を用いた」として重い罰金処分を科したことを明らかにしている。
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