チェルシーのカラム・ハドソン=オドイ【写真:Getty Images】
チェルシーのアシスタントコーチを務めるジャンフランコ・ゾラ氏は、同クラブのFWカラム・ハドソン=オドイに対してバイエルン・ミュンヘンが関心を示していることが事実だと認めつつ、同選手を引き留めたいという意志を示した。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
U-19イングランド代表でもプレーする18歳のハドソン=オドイに対しては、バイエルンが熱心にオファーを出していることが噂されていた。報道によればバイエルンは2回のオファーをチェルシーに断られたが、3回目のオファーとして移籍金3000万ポンド(約41億円)を提示したという。
「バイエルンが彼に強い関心を抱いていることは分かっている」とゾラ氏。ドイツ王者からの関心を認めつつ、「我々も彼に関心がある。18歳の若さで大きなポテンシャルを秘めている」とチェルシーがハドソン=オドイを高く評価していることを強調した。
チェルシーは契約が残り1年半となったハドソン=オドイに対し、「しばらく前から契約を提示している」とゾラ氏。だが現時点では選手側からの返答が得られず、待たされている状況だという。
チェルシーには、ボルシア・ドルトムントのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが来季から加入することが先日決定した。攻撃陣の層が厚くなることで、ハドソン=オドイは出場機会を得ることがより難しくなる可能性もあるが、「プリシッチが来るのはクラブが未来へと動いているからだ。彼(ハドソン=オドイ)も我々の未来の一部だと信じている」とゾラ氏は両者の共存が可能だと主張している。
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