クレイグ・ベラミー【写真:Getty Images】
カーディフ・シティのコーチを務めていたクレイグ・ベラミーに対し、自身の選手を預けていた保護者が強い憤りを感じている。英紙『デイリー・メール』が、ある選手の父のコメントを紹介した。
ベラミーは先日、一時的にチームを離れることが決まった。若手選手がコーチからの虐待行為を主張したためだ。
本人は「断固として否定する」と声明を出し、「法的な助言を求めている」とした。だが、被害者の父はベラミーが「毒」だと切り捨てた。
「怖がらせて脅すのはいじめと同じだ。ただ、クレイグ・ベラミーはそれを理解していない。若い選手を導いて指導し、やる気を出させることが彼らのするべきことで、ほかのコーチはそうやっている。ただ、ベラミーがやってきて全てが毒になった。息子の態度は変わり、彼はベラミーと練習をすることを嫌がった」
「息子と話して、ベラミーがどのように練習に参加しているかを繰り返し聞いた。セッション中はより攻撃的で怒っている。サッカーだからOKなんてことはない。この男は、アカデミーの選手のそばにいるべきではない」
この選手の父によると、「息子はおそらく、次のカテゴリーには進めない。私たちはしばらく前からそれを感じていた」とのこと。だが、「それはそれで構わない。自分にあったレベルを見つければいい」とも話している。
ベラミーは現在、内部調査の対象となっている。ただ同氏は、クラブ関係者の証言がベラミー有利に働くのではないかということも心配だという。
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