メルボルン・ビクトリーの本田圭佑【写真:Getty Images】
オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに所属する本田圭佑の負傷は、専門家も滅多に見たことがないような珍しい症状であり、復帰時期について正確な見通しを立てるのは難しいようだ。豪紙『ニューカッスル・ヘラルド』などが伝えている。
クラブは本田が負傷したことについて3日に発表を行っていた。発表によれば右足のハムストリングの負傷であり、「おそらく4週間の離脱」を余儀なくされるという見通しだった。
だがケビン・マスカット監督が4日の会見で語った内容によれば、状況はそれほど単純ではないようだ。非常に珍しいケースの負傷であり、復帰時期を正確に予想するのは難しいと指揮官は説明している。
「我々の相談した専門医は、この負傷と負傷箇所は非常に珍しく、彼が前に見たのは30年あまり前とのことだった。レントゲン技師はキャリアの中で見たことがないと言っていた。負傷の場所という点で少々珍しいものだ」とマスカット監督は語った。
「ケイスケはリハビリを開始しており、我々もできるだけ速く彼を回復させられるように取り組んでいる。だがいつになるかは分からない。このタイプの怪我については、他のハムストリングの怪我のようにはデータがないからだ」と指揮官は話しており、「4週間」という見通しはさほど当てにならないものかもしれない。
本田はビクトリーでAリーグ開幕から8試合連続フル出場し、5得点3アシストを記録するなどの活躍を見せていた。だがその後の2試合を欠場し、次節には復帰が可能だと予想されていたが、検査により改めて負傷が確認された。
【了】