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2018年北中米カリブベストイレブンを選定。W杯でドイツ撃破のメキシコ勢、バイエルン移籍の神童も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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北中米カリブ
左からデイビス、J・エルナンデス、ロサーノ【写真:Getty Images】

イルビング・ロサーノ(メキシコ代表/PSVアイントホーフェン)
生年月日:1995年7月30日(23歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/11得点7アシスト ※12月30日現在

 ロシアワールドカップでのドイツ戦、あの決勝ゴールで駆け出しの有望株から説明不要のビッグタレントへとステップアップを遂げた。昨季は欧州初挑戦ながらPSVでリーグ戦17得点11アシスト、2年目の今季はすでに11得点7アシストを記録している。爆発的なスピードと抜群の決定力を武器に飛ぶ鳥を落とす勢いの23歳にはチェルシーも注目しているとされ、市場価値は4000万ユーロ(約53億円)まで高騰。北中米カリブ地域の年間最優秀選手候補にも選出されている。

アルフォンソ・デイビス(カナダ代表/バンクーバー・ホワイトキャップス)
生年月日:2000年11月2日(18歳)
今季リーグ戦成績:32試合出場/8得点10アシスト

 15歳でバンクーバー・ホワイトキャップスのトップチームデビューを飾ったカナダの神童。今季はゴールに関わる機会が激増して大ブレイクを遂げ、MLSオールスターにも選出された。クラブ年間最優秀選手、さらにカナダ年間最優秀選手にも輝き、18歳になったことで1月からはバイエルン・ミュンヘンの一員になることも決定。すでに長期契約を結んで世界屈指の名門に合流して、新たな一歩を踏み出している。

ハビエル・エルナンデス(メキシコ代表/ウェストハム)
生年月日:1988年6月1日(30歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/4得点2アシスト ※12月30日現在

 自身3度目となるワールドカップでは、初戦のドイツ戦でイルビング・ロサーノの決勝点をアシスト。続く韓国戦ではそのロサーノからのお膳立てで自ら決勝ゴールを奪った。ここぞの場面での勝負強さは30代に突入しても健在。クラブレベルでかつての輝かしい場所から遠ざかってはいるが、ピッチ上で示す実力と実績のインパクトや価値は他の追随を許さない。

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