フローニンゲンの堂安律【写真:Getty Images】
オランダ1部のフローニンゲンを率いるダニー・バイス監督は、同クラブの日本代表MF堂安律とモロッコ代表FWミムン・マヒが今季前半戦で見せたパフォーマンスを高く評価しつつ、2人への依存度が高すぎることを問題視している。オランダ『FOXスポーツ』に語った。
シーズン前半戦を終えたエールディビジで、フローニンゲンは4勝3分け10敗と大きく負け越し。辛うじて残留圏内の15位に位置しているが、残留プレーオフ圏の16位、17位とは勝ち点で並び、得失点差で上回っているに過ぎない。
攻撃面では、17試合で18得点という数字はリーグで3番目に少ない。その中でもマヒはチーム最多の5得点、堂安は4得点を挙げ、2人でチームの総得点の半分を記録していることになる。
「前線や攻撃的MFの選手にはアシストや得点が期待されるものだ。シーズン前半の我々は、あまりにも2人に依存しすぎていた」とバイス監督。堂安とマヒの活躍を高く評価する一方で、攻撃陣の他の選手にはさらなる貢献を求めている。
チームの現在の順位については、「本来望んでいる場所にはいない。残念だ」と指揮官はコメント。「サポートしてくれるファンやスポンサーに恩返しをしたい。うまくいかないのであれば自分たちを見直し、流れを変えるために毎日全力を尽くすべきだ」と後半戦での巻き返しを誓っている。
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