堂安律【写真:Getty Images】
日本代表は28日、国内合宿3日目を行った。この日から合流したMF堂安律がアジアカップへの意気込みを語っている。
オランダ・エールディビジで活躍する堂安は、「少ないオフでしたけど、しっかりリフレッシュできた」とのこと。「やっぱり日本人の選手たちと一緒にサッカーができるというのはうれしいことなので、とても楽しく初日を迎えることができました」と話した。
アジアカップについて堂安は「ワールドカップが終わってから、一番の目標としていた大会。目の前にチャンスがあるっていうのは僕自身うれしいことなので、自分の力で証明してやるっていう気持ちはあります。もちろん、チームファーストで考えてプレーしますけど、その中でホントに自分が貢献したって思えるようなプレーができたらなと思います」と、意気込みを語っている。
2011年の優勝は「覚えています」と堂安。そのときの本田圭佑のような働きが期待されていることについては、「そういう結果が出せれば最高」としつつ、「今まで誰もなかった色を出せるようにしたいと思いますし、堂安律という選手を見せていけたら」と述べた。
アジアカップの厳しさは覚悟している。「テレビ越しに見ていて、なんでこういうチームに勝てないんやろって思っていた自分がいたのも正直覚えている」と堂安。それでも「世代別でいろいろ経験させてもらって、こういうことなんだなって少しずつ感じたつもりですし、A代表になるとまた違うと思うので、そういうのを良い経験で終わらせないよう、しっかり肌で感じながら、それを何事もなかったかのように跳ね返せる力をつけたいと思う」と話し、ライバルを圧倒したい考えだ。
「不安は一切ないですし、ホントに自信を持って臨みたい。1ヶ月間ある中で何かしら壁はあると思う。チームとしても個人としてもあると思う。それはある程度覚悟しているつもりだし、それを乗り越えていく自信もある。そこは問題なく、メンタル的には大丈夫だと思います」
目標としてきた大会を前に自信あふれる堂安。アジアの難敵という壁を攻略できるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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