現地時間26日にセリエA第18節の試合が行われ、インテルとナポリが対戦。この試合前に車に衝突され、病院に運ばれたサポーターが死亡した。27日に英メディア『BBC』が報じている。

　この事故が発生したのは、インテルのホームスタジアム（サン・シーロ）から徒歩数分の場所。同メディアによると、まず最初にインテルファンとナポリファンによる小競り合いが起き、ナポリファン4人が怪我をし、そのうち1人が何者かに刺されたという。

　そうした小競り合いの中、事故を起こした車は、棒を持って武装した100人以上の集団に囲まれていたとのこと。車を運転したナポリファンは、その集団から逃れるため車を発進させたところ、35歳のインテルファンに衝突してしまったようだ。

　ただ、亡くなった被害者の男性は棒を持って武装したグループに属していたとのことで、車で衝突したナポリファンの意図的な犯行なのか、事故なのかは現時点でわかっておらず調査中とのことだ。

　なお、伊メディア『コリエレ』が続報を伝えている。同メディアによると、事の発端はインテルファン側にあったという。今回の被害者は、インテルのウルトラスの一人で、ナポリファンを待ち伏せして集団で襲撃したようだ。事故を起こした車は、棒を持って武装した100人以上の集団に囲まれ、抜け出す時にひいてしまったとのこと。そして、被害者の救助に当たったのはナポリファンだったと伝えている。

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