DF
写真左からゴディン、マルキーニョス、A・サンドロ、アリアス【写真:Getty Images】
ディエゴ・ゴディン(ウルグアイ代表/アトレティコ・マドリー)
生年月日:1986年2月16日(32歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/2得点0アシスト ※12月27日現在
ウルグアイ代表、そしてアトレティコ・マドリーでも頼れる存在として活躍している世界屈指の守備職人。身長187cmの体躯を生かした空中戦の強さは同選手の最大の持ち味であり、どんな大柄な選手相手にも真っ向から勝負を挑める勇敢なCBだ。
ロシアワールドカップでもウルグアイ代表の主将として出場し、チームの堅守を支えた。惜しくもベスト8敗退となってしまったが、ゴディンを中心としたウルグアイ代表の守備組織は出場全32チームの中でもトップクラスのものがあった。まさに今年を代表するCBと言えるだろう。
マルキーニョス(ブラジル代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1994年5月14日(24歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/1得点1アシスト ※12月27日現在
高い身体能力を誇るブラジル代表DF。ロシアワールドカップではチアゴ・シウバ、ミランダの牙城を崩すことができず控えに甘んじたが、持っているポテンシャルが高いことは明らか。4年後にはセレソンを代表するCBになっていてもおかしくはない。
所属するパリ・サンジェルマンでは今季、ボランチとしての出場が増えている。トーマス・トゥヘル監督はマルキーニョスの足元の技術を高く評価しており、マルコ・ヴェラッティの負傷離脱もあっての抜擢だった。同選手にとっての2018年は、新たな可能性を見出せた貴重な1年になったに違いない。
サンティアゴ・アリアス(コロンビア代表/アトレティコ・マドリー)
生年月日:1992年1月13日(26歳)
今季リーグ戦成績:10試合出場/0得点1アシスト ※12月27日現在
日本人にとってこの選手はある意味、印象に残っているだろう。ロシアワールドカップ・グループリーグ第1節、対日本戦で大迫勇也に競り負け勝ち越しゴールを許した男こそ、このサンティアゴ・アリアスだ。と、我々にとってはマイナスなイメージが強いが、オランダの強豪PSVで不動の地位を築くなどレベルは決して低くない。その活躍が認められ、今夏、シメ・ヴルサリコが去ったアトレティコ・マドリーに同選手の後釜として加入することが決定した。
とはいえ、いくらなんでもアリアスをベストイレブンに選出するのには多くの人が疑問を抱くだろう。ただ、同選手以外に選出に値するような南米国籍の右SBのプレーヤーが見当たらなかったのも事実。南米のDF不足の波が、ここにも影響を及ぼした形だ。
アレックス・サンドロ(ブラジル代表/ユベントス)
生年月日:1991年1月26日(27歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/0得点2アシスト ※12月27日現在
ブラジル代表でともにプレーするマルセロにも引けを取らない超攻撃的SB。イタリアの絶対王者・ユベントスでもその持ち味を余すことなく発揮し、チームにおいて重要なピースとなっている。その活躍にはチェルシーやパリ・サンジェルマンといったクラブが熱視線を注ぐほどだ。左サイドでコンビを組むことも多いクリスティアーノ・ロナウドとの連係も抜群である。
ロシアワールドカップに挑むブラジル代表メンバーからは惜しくも外れる形となったが、本大会で見てみたかった選手の一人であることは間違いない。持っている能力は高いだけに、今後は継続的に代表招集を受けてもらいたいものだ。