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写真左からエムバペ、C・ロナウド、グリーズマン【写真:Getty Images】
アントワーヌ・グリーズマン(フランス代表/アトレティコ・マドリー)
生年月日:1991年3月21日(27歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/7得点5アシスト ※12月26日現在
フランス代表のエースであり、今夏のロシアワールドカップ制覇に貢献したFW。左足から放たれる正確で強烈なシュートは常に相手の脅威となっており、ボールを持てば一瞬で違いを生める選手だ。所属するアトレティコ・マドリーでも絶対的存在として活躍しており、ヨーロッパリーグ制覇などに大きく貢献した。
グリーズマンにとって2018年は最高の年となった。ロシアW杯制覇、EL制覇とタイトルを獲得したことはもちろん、今年は現段階で代表、クラブで合わせて40ゴールをマークしている。これは同選手の1年間における得点数では過去最多の数字となっている。バロンドール受賞は逃したが、今年の象徴的選手と言ってもいいかもしれない。
キリアン・エムバペ(フランス代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1998年12月20日(20歳)
今季リーグ戦成績:12試合出場/13得点6アシスト ※12月26日現在
19歳にして世界王者の一員となり、ロシアワールドカップの最優秀若手選手に選出された驚異の逸材。武器は抜群の決定力と止めることのできない爆発的なスピード。ロシアW杯・決勝トーナメント1回戦、対アルゼンチン戦では自陣から相手ペナルティエリア内までの独走ドリブルを披露するなど世界を驚かせた。
持っているポテンシャルが高いことはすでに証明されていたが、2018年はそれを完全に開花させる年になった。若手の中では最も活躍した選手といってもいいだろう。近い将来、バロンドール受賞者となってもおかしくはない。まだ20歳と、今後どこまで成長するのか、今から期待は高まる。
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/ユベントス)
生年月日:1985年2月5日(33歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/11得点5アシスト ※12月26日現在
言わずと知れた世界最高のストライカー。ロシアワールドカップでは初戦のスペイン戦からハットトリックを記録するなど、大爆発した。チームはベスト16敗退となったが、クリスティアーノ・ロナウドだけは強烈なインパクトを残し、世界に衝撃を与えた。
さらに世間を驚かせたのが、ユベントス移籍。レアル・マドリーでゴールを量産し続けた男の新天地でのプレーは、世界各国のサッカーファンが注目した。加入当初はゴールを奪うことができず苦しんだが、そこは世界最高のフットボーラーである。リーグ戦第4節のサッスオーロ戦で初ゴールを挙げると、以降はゴールネット揺らし続ける。今季はここまでリーグ戦17試合に出場し、11ゴール5アシストをマークするなど、新天地でもこの男の実力は発揮された。やはり、C・ロナウドはC・ロナウド。2018年はそれを結果で証明した年になった。