フットボールチャンネル

2018年欧州ベストイレブン! Fチャン編集部選定、今年の主役となった名手たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF

20181226_df_getty
写真左からトリッピアー、コラロフ、ファン・ダイク、【写真:Getty Images】

ラファエル・ヴァラン(フランス代表/レアル・マドリー)
生年月日:1993年4月25日(25歳)
今季リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト ※12月26日現在

 高い身体能力を誇り、相手の攻撃陣をシャットアウトし続ける守備職人。所属するレアル・マドリーではチャンピオンズリーグ3連覇に貢献、ロシアワールドカップではフランス代表として世界王者の一員に。そして、先日のFIFAクラブワールドカップでも優勝に貢献するなど、2018年はタイトルを総なめにした。

 25歳にしてほとんどのトロフィーを勝ち取ってきたヴァランの次なる目標は、欧州選手権(EURO)制覇だろうか。ただ、そのミッションも達成させてしまったとき、彼のモチベーションはどこに向けられるのかという疑問は残る…。

フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/リバプール)
生年月日:1991年7月8日(27歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/1得点1アシスト ※12月26日現在

 1月に7500万ポンド(約114億円)というDF史上最高額の移籍金でリバプールに加入したCB。新チームに帯同後、すぐに持っている力を発揮し、瞬く間にクラブのDFリーダーとなった。今季も主力としてプレミアリーグ首位に立つリバプールを支えている。

 対人戦の強さはピカイチで、ことごとく相手の攻撃を跳ね返すことができる。また、危機察知能力の高さも際立ち、素早い動き出しでピンチの芽をいとも簡単に摘んでしまうなど、守備スキルは非常に高い。当初は移籍金が高額すぎると疑問の声も挙がったが、今ではその金額以上の活躍をみせていると言っても過言ではない。オランダ代表はロシアワールドカップに出場しなかったが、クラブでのパフォーマンスだけでもベストイレブン選出に値するだろう。

キーラン・トリッピアー(イングランド代表/トッテナム)
生年月日:1990年9月9日(28歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/1得点3アシスト ※12月26日現在

 攻守両面でチームに貢献できるイングランド代表DF。粘り強い守備はもちろん、攻撃面では正確なクロスとプレースキックで違いを生むことができる選手だ。今季もリーグ戦で3アシストを記録しているなど、同選手の特徴がすでに表れている。

 ロシアワールドカップでもイングランド代表の主力として活躍し、準決勝の対クロアチア戦では芸術的なFKも沈めてみせた。世界最高峰の舞台で印象的な活躍を残したと言ってもいいだろう。

アレクサンドル・コラロフ(セルビア代表/ローマ)
生年月日:1985年11月10日(33歳)
今季リーグ戦成績:15試合出場/4得点1アシスト ※12月26日現在

 セルビア代表のベテランSB。所属するローマでは不動の左SBとして活躍し、チームをけん引する存在に。武器は鋭いクロスとFKであり、今季もDFながら4ゴール1アシストをマークするなど、攻守において印象的なプレーを披露している。

 今夏のロシアワールドカップではグループリーグ第1節の対コスタリカ代表戦で直接FKを沈めたことが記憶に新しい。代表、クラブと変わらぬ活躍をみせているコラロフの選出は妥当なのではないだろうか。

【次ページ】MF

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!