アル・アインのカイオ【写真:Getty Images】
UAEのアル・アインに所属するブラジル人FWカイオは、クラブワールドカップで見せた活躍により欧州のクラブからの関心を引きつけたようだ。スペインメディア『ドン・バロン』などが伝えている。
2014年から2016年まで日本の鹿島アントラーズでも活躍し、その後UAEへ移籍したカイオ。今年のクラブワールドカップには開催国王者であるアル・アインの一員として出場し、準優勝の好成績に貢献した。大会の優秀選手2位にあたるシルバーボール賞も受賞している。
『ドン・バロン』は、今回の大会が「世界的に無名だったアル・アインの選手たちが力を見せる機会になった」と述べ、その中でも特に目を引いた選手としてカイオを挙げている。
同メディアによれば、特にスペインのバレンシアがカイオのパフォーマンスに関心を示し、獲得の打診を行ったという。だが、UAEで受け取っている高額の年俸が獲得へのネックになるとも伝えている。
数日前には、ポルトガルの強豪ベンフィカがカイオにオファーを出したともポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えていた。ベンフィカの提示した年俸は120万ユーロ(約1億5000万円)で、これはアル・アインでの報酬額の約半分だという。
UAE紙『ハリージ・タイムズ』は、自身の去就の見通しについてのカイオのコメントを伝えている。「分からない。代理人に決定を任せている。クラブの決定を待ちたい。(アル・アインと)6月まで契約がある。残るならベストを尽くす」と同選手は語った。
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