もはやトッテナムに恐いものなし
エバートンのホームスタジアムであるグディンソン・パークで勝利をもぎ取るのは決して簡単ではない。これまでも何度かビッグクラブが返り討ちにあっている。
だが、現地時間23日、プレミアリーグ第18節で同スタジアムに挑んだトッテナムは、難しいアウェイゲームをいとも簡単に乗り切った。チャンピオンズリーグでは大逆転でグループリーグ突破、カップ戦では好調アーセナルを下し、リーグ戦は3連勝中。そんな彼らに、もはや恐れるものは何もなかった。
この日も、試合開始から何度かチャンスを作り出すなど良い入りをみせた。中盤はダイヤモンドのような形で、2トップにはハリー・ケインとソン・フンミンが並び、トップ下にはデレ・アリ。クリスティアン・エリクセン、ハリー・ウィンクス、ムサ・シソコの3枚がその後ろで並んだ。
しかし、先制に成功したのはホームのエバートンだった。21分、ギルフィ・シグルズソンのパスに抜け出したドミニク・カルバート=ルーウィンが左サイドからグラウンダーのクロスを上げる。これに反応したセオ・ウォルコットが冷静に流し込み、均衡を破った。
先制されるというのは、どのチームにとっても難しいことである。ましてや相手はエバートン。各ポジションに実力者を揃える同チームは、ビッグ6にも劣らぬ力を持っているのは明らか。トッテナムは、試合時間こそかなり残っていたが、厳しい立場に置かれた。
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