PSG会長はマンUとの対戦に大喜び?
そしてPSGは、またしても…という印象だ。
13-14シーズンのラウンド16でレバークーゼンと対戦した以外は、決勝トーナメントではスペイン勢(バレンシア、レアル・マドリー、バルセロナ×3)か、プレミアリーグ勢(チェルシー×3、マンチェスター・シティ)としか顔を合わせていない。まあクラブ数が多いのだから当たる確率が大きいというのもあるが。
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督とは、彼がチェルシーの監督だった時代に対戦し…と書いていた矢先に、モウリーニョの電撃退任が発表された。今季は開幕からエンジンがなかなかかからず、怪我人も続出して先週末には宿敵リバプールに3-1と叩かれ、現在プレミアリーグの6位に鎮座しているユナイテッド。
そしてPSGはCLのグループリーグ第5節でそのリバプールを破っている。スコアは2-1と僅差だが、この試合では内容的には圧勝だった。
PSGのアシスタントコーチを務めるクラブOBのズマナ・カマラが抽選会のあと、
「現在マンチェスター・ユナイテッドは調子が上がっていないが、2月に同じ状態であるわけではない。油断はできない」と話していたように、暫定監督オーレ・グンナー・スールシャールの手によって生まれ変わるかかもしれないが・・・。
このドローに大喜びしていたのは、PSGのナセール・アル・ケライフィ会長だ。
「PSGは、クラブ史において初めてマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。彼らのような名声のあるクラブと対戦できることは光栄の極みだ。マンチェスターとパリでの2試合は、ファンにとって魔法のような体験となることだろう」
PSGの名前を世界中に轟かせることに心血を注いでいるカタール勢にとって、全世界的な人気がトップクラスのマンチェスター・ユナイテッドとの対戦は、まさに『美味しい対戦カード』なわけである。