柏の2018シーズン通信簿
攻撃力:C
守備力:D
采配:E
人事:E
安定感:E
下平監督政権下では約束事は共有されており、意図のある攻撃を見せる試合もあった。そして、岩瀬監督体制では自分たちの長所を思い出し、何をすべきかが明確になったことで選手たちは力を示した。
一方、加藤監督時代ではチームとしてやるべきことが統一されていない印象で、選手の個で上回ろうとすることが多かった。
守備面に関してはシーズン途中に守護神の中村航輔が負傷離脱し、中山雄太がフル稼働できなかったのも痛かった。だが、クロスやセットプレーの脆さはシーズンを通して課題であり続け、チームとして守れていなかったと言える。
今季の柏は最終的に3人が監督を務めるなど混乱した。シーズン中に外から新監督を招聘するのは難しかったかもしれないが、交代のタイミングを誤った感は否めない。結果論でしかないが、もう少し早く岩瀬監督体制になっていれば、最悪の事態は免れたかもしれない。
【了】