川崎Fの2018シーズン通信簿
攻撃力:A
守備力:A
采配:A
人事:B
安定感:A
リーグ戦で56得点27失点は見事の一言。高い攻撃力だけでなく、失点の少なさが安定した戦いを後押しした。鬼木監督も勝負どころで若手にチャンスを与えて競争を喚起するなど思い切りの良さでポジティブな収穫を引き出していった。
今季の新加入選手たちの中で守田の台頭は目立ったが、大久保には絶対的エースだった頃の凄みがなく、赤崎秀平や鈴木雄斗、下田北斗、脇坂泰斗、ポープ・ウィリアムは控えの域を抜け出せず。長期離脱から復帰して崩しの新たな切り札として期待された齋藤学もさしたるインパクトは残せなかった。
来季に向けてはすでに元ブラジル代表のFWレアンドロ・ダミアンの獲得を発表済み。世界トップクラスの舞台での経験を持ち、かつてブラジル屈指の才能を評価されたストライカーをどのように川崎Fのスタイルに組み込んでいくか指揮官の手腕が問われそうだ。
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