ラージョ・バジェカーノと対戦したレアル・マドリー【写真:Getty Images】
今季のレアル・マドリーのホームゲームでは観客数が減少しており、現地時間15日に行われたラージョ・バジェカーノ戦でも空席が目立った。スペイン紙『マルカ』や『アス』が伝えている。
本拠地サンティアゴ・ベルナベウにラージョを迎えてリーガエスパニョーラ第16節の試合を戦ったマドリーは、FWカリム・ベンゼマのゴールにより1-0の勝利を収めた。だが、同じマドリードのチームであるラージョとのダービーマッチだったにもかかわらず、観客動員はやや物足りないものだった。
この日の入場者数は5万5229人。ベルナベウの収容人数8万1044人の約68%にとどまった。タイムアップの笛を待たずに席を立つ観客が多かったこともあり、試合終盤には特に空席の青いシートが目立つ状態となっていた。
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のメリージャ戦、チャンピオンズリーグのCSKAモスクワ戦に続いて、これでベルナベウでは3試合連続の6万人割れ。今季のホームゲーム12試合で入場者7万人を越えたのはアトレティコ・マドリーとのダービーマッチ(7万8642人)のみとなっている。
今季のホーム12試合の総観客数は75万3462人で、平均観客数は6万2788人。昨季の同時期と比較すると約8%にあたる平均5509人減少しているとのことだ。
『アス』紙は、ユベントスへ移籍したクリスティアーノ・ロナウドの不在が観客数減少の一因だという見方を伝えている。今季開幕戦では観客数が4万8466人にとどまったが、5万人を下回ったのは2009年夏にC・ロナウドが加入する前の最後のホームゲーム以来だった。
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