ジネディーヌ・ジダン氏【写真:Getty Images】
アーセナル前監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、レアル・マドリーの前監督であるジネディーヌ・ジダン氏に対し、次の仕事場をプレミアリーグとすることを勧めている。フランス『beINスポーツ』に語った。
ジダン氏は2016年1月にマドリー監督に就任すると、それまでトップチームでの監督経験がなかったにもかかわらず、2年半でチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含めた数多くのタイトルを獲得。だが昨季終了後に電撃退任し、現在はフリーとなっている。
昨季まで22年間にわたってアーセナルを率いたヴェンゲル氏は、ジダン氏に対してもイングランド行きを推薦。「トップレベルで仕事をしたいのであればイングランドへ行くべきだ」と語っている。
「イングランドは、6つのクラブがタイトルを争うような唯一の国だ。他の国では普通、12月までにはどのチームがチャンピオンになるか分かってしまう」とヴェンゲル氏。プレミアリーグは最も激しい優勝争いが繰り広げられるリーグだと主張した。
「ジネディーヌは世界最大のクラブにいたので難しい状況にある。長期的なプロジェクトに参加してクラブの構築に貢献するか、CLで勝てるようなクラブに戻るかのどちらかだ」とジダン氏の今後のキャリアの見通しを語っている。
以前には、ジダン氏はジョゼ・モウリーニョ監督に代わるマンチェスター・ユナイテッドの新監督候補に挙げられていた。来季にはどこかのクラブを率いることになるのだろうか。
【了】