ミラン、FFP違反で罰金などの処分【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、ミランがファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の基準に違反としたとして同クラブに科す処分の内容を発表した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
昨年夏の移籍市場で積極補強を行ったミランは、2014年から17年の3年間に関してUEFAの定めるFFP基準を満たすことができなかった。今夏には一旦ヨーロッパリーグ(EL)出場権剥奪の処分が言い渡されたが、その後撤回されていた。
新たに言い渡された処分では、罰金として1200万ユーロ(約15億4000万円)が徴収される。ミランは現地時間13日のオリンピアコス戦に敗れたことで今季のEL敗退が決まったが、この大会で得られる賞金額から罰金が差し引かれることになる。
また、今後2年間の欧州の大会にミランが出場した場合、選手の登録人数は21人(通常は25人)に制限される。さらに、2021年6月末までに収支の均衡が達成されなかった場合、ミランは2022/23シーズンあるいは2023/24シーズンに欧州の大会の出場権を獲得しても出場を禁じられる。
ミランにはこの処分に対してスポーツ仲裁裁判所(TAS)に異議申し立てを行う権利が認められている。
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