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チェルシー、サポーターの人種差別的チャントを非難。サッリ監督も「不快」

text by 編集部 photo by Getty Images

マウリツィオ・サッリ
チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督【写真:Getty Images】

 現地時間13日に行われたヨーロッパリーグ(EL)の試合で、チェルシーの一部サポーターが人種差別的なチャントを歌っていたとして、クラブやマウリツィオ・サッリ監督がサポーターを非難している。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

 すでにEL決勝トーナメント進出を決めていたチェルシーは、グループステージの最終節の試合でハンガリーのMOLヴィディFCと対戦。アウェイゲームを2-2の引き分けに持ち込み、無敗でグループステージを終えた。

 だがこの試合で一部のサポーターが、ライバルクラブのトッテナムを標的として反ユダヤ的な意味を込めた歌詞のチャントを歌っていたという。クラブは試合後に、スポークスマンを通してサポーターの行為を非難する声明を出した。

「反ユダヤ主義も、いかなる人種的・宗教的嫌悪も、このクラブおよび大多数のファンにとっては忌み嫌うものだ。チェルシーにも、我々のコミュニティーにも、そういったものの存在する場所はない」

 先週末のプレミアリーグの試合でも、チェルシーサポーターがマンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングに対して人種差別的な野次を浴びせたとして批判されていた。サッリ監督もこれらの行為に苦言を呈している。

「もちろん私はあらゆる形の差別を非難する。非常に不快なものだ」と指揮官は試合後にコメントしつつ、「調査が行われているのでそれ以上は何も言わないほうがいいだろう」と詳細に立ち入ることは避けた。

【了】

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