終了間際のヘディングもポスト直撃
まずは13分、ドグラス・コスタからのスルーパスを受けて裏に出る。エリア内に抜け、GKまでかわせるような余地まであった。しかしついてきた相手のプレッシャーの前に、シュートは打てずに終わった。その2分後には、反転からDFを交わしシュート。しかしこれも、ゴール左に外れた。
CKのこぼれ球に反応し、ダイレクトで放てば、ボール半分ずれるツキのなさ。一方でヤング・ボーイズのDF陣は対ロナウドに燃え、激しいチャージを敢行して前を向かせなかった。
しかし相手に常に張り付かれ、自身のゴールになかなか結びつかないながらも、他の選手のゴールチャンスを演出するのはさすがといったところか。71分、フェデリコ・ベルナルデスキの大きなサイドチェンジを受けて、パスをだす。ドグラス・コスタに渡りシュートするも、ボールはGK正面をつき得点にはならなかった。
80分には、得点も実際に演出した。右に流れたドグラス・コスタから、エリア内に詰めていたロナウドにクロスが入る。これを正確に落とし、後ろから入ってきたディバラがダイレクトボレーを決めた。
だが、自らはゴールが決められない。82分にアレックス・サンドロのクロスに反応して後ろから飛び出して合わせるが、倒されても笛は吹かれず。その直後のディバラは豪快なミドルシュートをゴールに叩き込んで見せたが、なんとロナウドがその射線上にいた。オフサイドポジションからのプレイ関与が疑われ、ゴールは取り消しとなった。
試合終了間際、ベルナルデスキが出した正確なクロスに反応し、ファーサイドに詰めてヘディングで合わせに行く。ところが、打点の高いヘディングはポストを直撃する。最後までゴール運はなかった。
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