ついに初黒星を喫したシティ
ここまで無敗でリーグ戦を駆け抜けていたマンチェスター・シティがついに初黒星を喫した。敗れた相手は、チェルシー。難しい相手であることはわかっていたが、結果だけを見れば完封負け。セルヒオ・アグエロやケビン・デ・ブルイネらは不在だったが、あまりに痛すぎる敗戦になってしまった。
データサイト『Who Scored』によると、この日のシティは支配率61.3%、パス成功率88%、シュート数14本を記録している。対してチェルシーは支配率38.7%、パス成功率81%、シュート数8本となっている。このデータを見てもわかるとおり、90分間、圧倒していたのはアウェイチームの方だったのだ。
4-3-3のフォーメーションを採用したシティは、冒頭でも記した通り、エースのアグエロが不在となっていたため、1トップにはラヒーム・スターリングを。また、バンジャマン・メンディを負傷で欠く左サイドバックにはファビアン・デルフを起用した。
一方のチェルシーもシティと同じく4-3-3のフォーメーションを採用。直近の試合で休みを受けていたジョルジーニョが先発に名を連ね、インサイドハーフにはエンゴロ・カンテ、マテオ・コバチッチを起用した。また、1トップにはアルバロ・モラタでもオリヴィエ・ジルーでもなく、この日はエデン・アザールを配置したのである。
立ち上がりからボールを支配したアウェイチームは、アイメリック・ラポルト、ジョン・ストーンズの2CBからパスを引き出そうと、中盤のベルナルド・シルバ、ダビド・シルバが果敢にサポートに回る。前線のスターリング、リヤド・マフレズらは流動的にポジションを入れ替え、チェルシーディフェンス陣のマークをかく乱させ、サイドから崩しにかかった。