ジュビロ磐田の名波浩監督【写真:Getty Images for DAZN】
2018 J1参入プレーオフ決定戦が8日に行われ、J1・16位のジュビロ磐田はJ2・6位の東京ヴェルディに2-0と勝利しJ1残留を決めた。
高い位置からプレスを仕掛け、試合を優位に進めた磐田。41分には小川航基がPKを決めて先制すると、80分には田口泰士が直接FKを沈めた。終わってみれば危なげない戦いでJ1残留を手繰り寄せた。
磐田の名波浩監督は試合後、「PKで先制したことによって、ゲームを自分たちで動かす必要がなくなった」とし、「2点目のFKが入ってからは、『3点取られない限り(残留)』という条件だったので、随分落ち着いて見られました」と振り返った。
来季もJ1で戦う権利を掴んだが、リーグ戦は16位で終えている。そして記者会見の最後に、名波監督は自身の進退に言及した。
「来シーズンに向けてですが、僕の個人的な進退として、正直いま話せることはないかなと。負けたら間違いなく辞めるつもりでいました。この1週間があったことで選手との契約などでクラブに迷惑をかけるかもしれないですが、少し時間をもらえればいいかなと。このゲーム(16位でプレーオフに回ったこと)に至った責任が全て僕にあることは事実なので、現状はそこまでしか話せないかなと」
名波監督は2014年途中に就任し、昨季はチームをJ1の6位に導いていた。稀代のリーダーは来季も磐田の指揮を取るのか、それともクラブを去ることになるのか。去就が注目される。
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