ポルティモネンセの中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のポルティモネンセに所属する日本代表FW中島翔哉は、イングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトンへの移籍に向けた交渉が「80%」まで完了しているという。ポルトガル『レナセンサ』がポルティモネンセ会長のコメントを伝えた。
中島は昨夏にFC東京からポルティモネンセへ移籍し、これまでに44試合で15ゴール17アシストを記録する活躍を見せてきた。ポルトやベンフィカ、ボルシア・ドルトムントやアトレティコ・マドリーなどを含め、ポルトガル国内外の多くのビッグクラブからの関心が噂されている。
だがその移籍先は、今季からプレミアリーグに昇格し、積極補強を進めているウォルバーハンプトンになるかもしれない。ポルティモネンセのロドネイ・サンパイオ会長によれば、1月の移籍に向けた交渉が進展しているとのことだ。
「まだ100%完了はしていないが、1月にも可能性はある。論点は契約解除金の全額を支払うかどうかだ。まだ完了はしていないが、中島は80%ウォルバーハンプトンの選手だ」と会長は述べた。
「我々にとってはスポーツ面で大きな損失だ。中島は素晴らしい選手であり、ポルティモネンセに非常にうまく馴染むことができた。我々にとってもサポーターにとっても残念なことだが、引き留められる可能性は全くない」とサンパイオ会長は中島の移籍を惜しんでいる。
中島の契約に設定された契約解除金は2000万ユーロ(約25億7千万円)だとされている。冬には新たな舞台へ旅立つことになるのだろうか。
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