浦和レッズ【写真:Getty Images for DAZN】
【鹿島アントラーズ 0-1 浦和レッズ 天皇杯準決勝】
天皇杯の準決勝が5日に行われAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)王者の鹿島アントラーズはホームで浦和レッズと対戦し、0-1で敗戦し決勝進出とはならなかった。
序盤はホームの鹿島ペースで進む。10分にはFW鈴木優磨がドリブルで仕掛け、ペナルティエリアに侵入。シュートを放つも、ブロックされる。16分にはコーナーキックからMF山本脩斗がヘディングシュートを放つなど、鹿島が攻め込む。だが、27分にMF柏木陽介のコーナーキックからファーサイドでDFマウリシオが鹿島DFチョン・スンヒョンに競り勝ちヘディングシュート。これが決まり、浦和が得意のコーナーキックから先制に成功した。
それまで鹿島ペースだったが、この得点で浦和もペースを握り始める。34分にはMF橋岡大樹が右サイドから速いクロスを入れると、こぼれ球をFW武藤雄樹がシュートこれはGKクォン・スンテに阻まれる。この後は両チーム得点には至らず、浦和が1-0で前半を折り返す。
後半に入っても1点リードしている浦和が主導権を握る。48分にはペナルティエリア右から武藤がシュートを放つもGKクォン・スンテが立ちはだかる。54分にもMF長澤和輝が右サイドのボールをアウトサイドでコントロールしシュートを放つも、ゴールにはならず。対する鹿島は集中して守るも、1点が遠い。
だが、63分に浦和は武藤が倒れこみ、MF柴戸海と交代を強いられてしまう。対する鹿島は72分に右サイドを抜け出した鈴木が中央にクロスを送るも味方には合わない。鹿島は守備でリズムを掴み、攻撃を展開するも中々1点を奪えない。鹿島は後半ATにセルジーニョが決定的なシーンを作り、シュートを放つも最後ゴール前でDF宇賀神友弥が掻き出し、1点を与えない。最後まで攻めた鹿島だったが、ゴールは生まれず。1-0で浦和の勝利となった。今季のACL王者がここで敗退となった。J1リーグ3位の鹿島はこれで来季のACLにPOからの出場が確定した。
勝利した浦和は9日に決勝で仙台と対戦する。なお、9日の決勝での勝者は来季のACLに本戦から出場することができる。
【得点者】
27分 0-1 マウリシオ(浦和レッズ)
【了】