横浜市内で取材に応じた横浜F・マリノスのDF栗原勇蔵【写真:舩木渉】
横浜F・マリノスのDF栗原勇蔵は4日、横浜市内でクラブと来季に向けた話し合いに臨み、終了後に報道陣の取材に応じた。
「チームを良くしていくいい話をできた」という栗原は、「マリノスでやれる機会をまた作ってもらった」とプロ18年目のシーズンとなる来季への意欲を語った。今季はリーグ戦3試合出場、全公式戦合わせて8試合の出場にとどまっていた。
栗原は今季初出場となった3月7日のYBCルヴァンカップのグループステージ第1節、FC東京戦で負傷交代。「合宿から始まって、今までにないというか、もしかしたら若い時よりも体にキレを感じてシーズンに入ったと思ったところで怪我をしてしまったので、そこが自分としては悔やまれる」と振り返る。
リーグ戦では夏場に3試合でチャンスを得たものの、出場なしに終わったプロ1年目を除けばキャリアで最も少ない1年だった。だからこそ「来年またチャンスをもらえたので、また体を仕上げて、今年と同じようにならないように挑戦したい」と2019シーズンにかける思いは強い。
来季はアンジェ・ポステコグルー監督の続投も決まり、リーグ屈指の攻撃的スタイルを熟成していく1年。「今年はゼロからに近い状態だったけど、来年は今年よりも確実に良くなると思う」と栗原は言う。
そして「監督もブレないであのサッカーをやるということで、選手もやることは一緒だと思うし、もう一度来年トライして、確実に今年よりはいい結果を出さないといけない。ある意味では勝負の年になると思う」と来季に向けた決意も述べた。
(取材・文:舩木渉)
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