浦和レッズの李忠成【写真:Getty Images for DAZN】
フットボールチャンネル編集部では、12月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第34節のベストイレブンを選出。その中からアンケートによる今節のMVPを決定した。
投票の結果、MVPは浦和レッズの李忠成に決まった。
ホームにFC東京を迎えた浦和。李忠成はアンドリュー・ナバウトとともに2トップとして先発メンバーに名を連ねた。
試合が動いたのは開始わずか9分。柏木陽介の放ったCKを李忠成が見事に頭でボールを捉え、ゴールネットを揺らした。幸先よく先制した浦和はその後も攻め続けるが追加点を奪うことはできず、1-0のまま後半へ突入することになる。
だが、後半開始からわずか1分、東慶悟のパスを受けたディエゴ・オリヴェイラに同点ゴールを沈められてしまう。
ホーム最終戦で勝ち点3を失うわけにはいかない浦和は、ここから反撃に転じる。失点からわずか2分後、PA左手前の位置でFKを獲得すると、キッカーの柏木が隙を見てリスタート。これに反応した柴戸海がダイビングヘッドで押し込み、ホームチームが再び勝ち越しに成功した。
さらに68分、右サイドを抜け出したナバウトの折り返しのパスを受けた李忠成が左足でゴールへ流し込み、2点のリードを奪った。試合終盤に前田遼一のゴールで1点差とされたが、浦和がこのまま逃げ切りに成功。李忠成の2ゴールという活躍もあって、今季リーグ最終戦、そして平川忠亮のリーグ戦ラストゲームを勝利で終えた。
今季は5位フィニッシュとなった浦和。来季はどのような戦いを見せてくれるだろうか。
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