J2から上がってきたのは東京V
J1最終節の翌日にも劇的なドラマがあった。参入プレーオフ2回戦で横浜FCと東京ヴェルディが対戦。横浜FCがイバなど前線の強さを生かし、ゴールに迫っていく。後半もカウンターで相手を脅かすなど、引き分けでも次のステージに駒を進められるホームチームが試合を決めに行った。
東京Vは後手に回りながらも失点はしない。試合はアディショナルタイムに突入。追加時間の7分でドラマを生み出したのは緑のイレブンだった。
佐藤優平の右CKに走り込んだのはGKの上福元直人。想いを乗せたボールに守護神が頭で合わせると、途中出場のドウグラス・ヴィエイラがこぼれ球に反応する。ブラジル人ストライカーがゴールマウスに蹴り込み、東京Vが土壇場で先制点を奪った。
J2を6位で終え、滑り込む形でプレーオフ進出の権利を手にした東京V。1回戦で大宮アルディージャに一人少ない状況で勝利し、今回は最後の最後に横浜FCを撃破。下克上を続ける名門クラブが、J1への返り咲きを目指す。
J1最後の椅子をかけた決定戦は8日14:00、磐田のホームであるヤマハスタジアムで開催される。
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