現地時間3日に行われる表彰式で、2018年のバロンドール受賞者が発表される。欧州各国メディアではレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが受賞する可能性が非常に高いと予想されている。

　モドリッチはマドリーで昨季チャンピオンズリーグ優勝を飾ったのに続いて、ロシアワールドカップではクロアチアを史上最高成績の準優勝に導き、大会最優秀選手に選出された。国際サッカー連盟（FIFA）と欧州サッカー連盟（UEFA）による2つの年間最優秀選手も受賞しており、バロンドールも受賞が有力視されている。

　スペイン『マルカ』紙は「モドリッチ、バロンドール獲得の準備完了」と受賞の見通しを伝えた。『アス』紙も「モドリッチがメッシとクリスティアーノの独占を脅かす」として、受賞の最有力候補だという見方を伝えている。同紙によればブックメーカーによる予想でもモドリッチの圧倒的優位が見込まれているという。

　モドリッチと受賞を争うとすれば、ワールドカップで優勝を飾ったフランス代表のメンバーかもしれない。だが仏紙『フィガロ』は「レ・ブルーの選手たちはモドリッチに敗れる」と予想している。英紙『ミラー』も「モドリッチがロナウドとメッシの支配を終わらせる」と見通しを伝えた。

　過去10年間のバロンドールは、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドがそれぞれ歴代最多タイとなる5回ずつ受賞。2人による独占が続いていたが、モドリッチあるいはその他の選手が受賞すれば、11年ぶりにメッシとC・ロナウド以外の手にトロフィーが渡ることになる。

　モドリッチが受賞した場合、クロアチア人選手の受賞は史上初であり、旧ユーゴスラビア出身の選手としても初。一方、マドリーの所属選手が受賞するのは過去2年のC・ロナウドに続いて3年連続となり、通算11回で宿敵バルセロナと並ぶ最多タイになる。

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