UEFAが新大会設立を決定【写真:Getty Images】
欧州サッカー連盟(UEFA)は2日、現行のチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)に加えて、クラブチームによる「第三の大会」を設立することを可決したと発表した。2021年からの開始となる。
今回決議されたのは2021年から2024年までの3シーズンにわたって第三の大会を開催すること。大会には32チームが出場し、4チームずつ8つの組に別れてグループステージを戦う。
各グループの首位チームは決勝トーナメントに進出。また、2位チームはELのグループステージでグループ3位となったチームとプレーオフを戦い、勝者が第三の大会の決勝トーナメントへ進むことになる。
また、現在48チームで行われているELは32チームに縮小され、CLおよび新大会と同じ大会方式となる。各グループの首位チームのみが決勝トーナメントに進み、2位チームはCL各グループの3位チームとのプレーオフを戦って決勝トーナメント進出を争う。
CLの試合を火曜日と水曜日に、ELの試合を木曜日に開催する日程は変わらず、新大会の試合も木曜日に行われる。3つの大会の決勝は同じ週に行われ、水曜日に新大会、木曜日にEL、土曜日にCLの決勝を開催。新大会の優勝チームには翌年のEL出場権が与えられる。
かつては「欧州3大カップ」と呼ばれた3つの大会が存在していたが、1999年にカップウィナーズカップがUEFAカップ(ELの前身)に統合されたことで欧州の大会は2つとなっていた。2021年には22年ぶりに3つの大会が開催されることになる。
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