J1 第34節のベストイレブン
フットボールチャンネル編集部では、12月1日に行われた明治安田生命J1リーグ第34節のベストイレブンを選出した。
ホームでガンバ大阪に勝利し、連勝で今季を締めくくった柏レイソルからは、47分にチームの3点目を挙げ、中盤での守備が光った中山雄太。先制ゴールをお膳立てし、その後も何度かチャンスの起点となった江坂任の2名を選出している。
3-2でFC東京に競り勝った浦和レッズからは李忠成を選出。9分に先制ゴールをマークすると、68分にもチームの3点目を挙げるなど、2ゴールと文句なしの活躍でホーム最終戦に華を添えた。
アウェイで横浜F・マリノスに勝利したセレッソ大阪からは果敢なオーバーラップを仕掛け、山村和也のゴールをお膳立てした松田陸。61分に貴重な逆転ゴールを生み出すなど、攻撃面での存在感が光った清武弘嗣の2名を選出した。また、この試合がC大阪での最後の指揮となったユン・ジョンファン監督を今節の最優秀監督としている。
湘南ベルマーレとドローに終わった名古屋グランパスからはエースのジョーを選出。2点ビハインドと苦しい状況の中、PKという形ではあるが2ゴールを沈め、見事チームを残留に導いた点を大きく評価している。
サガン鳥栖とドローに終わったものの、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得した鹿島アントラーズからは守備陣の2名をピックアップ。GKクォン・スンテは終始安定したセービングをみせ、クリーンシートに貢献した点を。チョン・スンヒョンは古巣相手にも堂々と立ち向かい、鳥栖攻撃陣を完封した点をそれぞれ評価している。
ヴィッセル神戸からはアンドレス・イニエスタを選出。正確無比なパスはもちろんのこと、この日はドリブルでも見せ場を作り、53分には追加点もマークするなど別格の存在感を放ち、今季最終戦に勝利をもたらした。
その他にも試合の流れをうまく読み、奈良竜樹のゴールをお膳立てした川崎フロンターレの中村憲剛、2点を先行されるも粘り強く戦い、ビルドアップの場面でも存在感を放ったサンフレッチェ広島の佐々木翔を今節のベストイレブンとしている。
フットボールチャンネル編集部が選んだ明治安田生命J1リーグ第34節のベストイレブンと最優秀監督は以下のとおり。
▽GK
クォン・スンテ(鹿島)
▽DF
チョン・スンヒョン(鹿島)
中山雄太(柏)
松田陸(C大阪)
佐々木翔(広島)
▽MF
中村憲剛(川崎F)
アンドレス・イニエスタ(神戸)
江坂任(柏)
清武弘嗣(C大阪)
▽FW
ジョー(名古屋)
李忠成(浦和)
▽最優秀監督
ユン・ジョンファン(C大阪)
明治安田生命J1リーグ第34節の結果は以下のとおり。
札幌 2-2 広島
鹿島 0-0 鳥栖
浦和 3-2 FC東京
柏 4-2 G大阪
川崎F 2-1 磐田
横浜FM 1-2 C大阪
名古屋 2-2 湘南
神戸 3-2 仙台
長崎 4-4 清水
【了】