横浜FCの三浦知良【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1参入プレーオフ2回戦の試合が2日に行われ、横浜FCと東京ヴェルディが対戦。1-0の勝利を収めた東京Vが決定戦へ駒を進めた。横浜FCのFW三浦知良(カズ)は試合後に、J1昇格を逃した今季の戦いについて振り返った。
J2最終節まで自動昇格を争った横浜FCは、最終的に3位でプレーオフ進出。東京Vとの試合はホームでの開催となり、引き分け以上なら決定戦へ進むことができる状況だったが、後半アディショナルタイムの96分に劇的ゴールを奪われての敗戦に終わった。
ベンチ入りしながらも出場せずに終わったカズは、この結果について「そう甘いものじゃないことは何十年もサッカーやって分かっている。カテゴリーを上に上げるのは本当に世界中どこでも大変な仕事」とコメントしている。
「チームが12年ぶりの昇格に届かなかった。それが今の自分たちの力だと素直に認めて、こういう経験をどうやって活かしていくか今日から考えなければいけない。選手としてもクラブとしても経験を無駄にしないように、積み重ねていくものを作らなければいけない」とカズは続けた。
カズ自身としては、天皇杯での先発出場はあったが、今季は4年ぶりにリーグ戦で先発出場ゼロに終わった。交代で出場した9試合もほとんどは終盤のみの出場であり、プレー時間は合計59分間。この結果については「悔しいシーズン」だと振り返っている。
それでも、ほとんどの試合でベンチ入りしていたことについて「常にコンディションは持っていけたということ。それをひとつの自信にして、その中でも少しでも時間を増やしていきたい」とカズ。「これから先トレーニングしてコンディションを良くして、また来シーズンしっかりと戦っていきたい」と52歳になる来季への意欲を見せた。
【了】