久保建英は横浜F・マリノスで濃い3ヶ月間を過ごせたようだ【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグは1日に今季のレギュラーシーズン全日程が終了した。横浜F・マリノスはホームにセレッソ大阪を迎え、1-2で敗れた。
夏にFC東京から期限付き移籍で横浜FMに加入したMF久保建英は、C大阪戦に65分から途中出場。移籍以降はリーグ戦で5試合に出場し、J1での初ゴールも挙げた。
試合後には「いいことばかりではなかったですけど、1年長いようで短かったかなという感じです」と開幕からプロとして臨んだ初めての1年間を振り返った。
横浜FMに加入して以降、U-19日本代表としてAFC U-19選手権に参戦するなど世代別代表の活動でチームを離れる期間もあったが、久保は「3ヶ月で1年分の経験を積めた」と胸を張る。継続してベンチ入りし、試合に絡むことができたことで濃厚な日々を過ごせていたようだ。
久保は「これを続けるチームが最後はリーグとかを獲っていくんだろうなというサッカー」だと、常に主導権を握って戦おうとする横浜FMのスタイルにも手応えを感じた様子。とはいえ期限付き移籍中の身。残留か、あるいはFC東京に復帰するかなど、来季については現時点で決まっていることはない。本人も「まだ何も考えていないです」と今後については明言を避けた。
来年6月には18歳の誕生日を迎え、ついに欧州への移籍も可能になる久保。自身2度目となるU-20ワールドカップなど重要なイベントも控えており、新シーズンに向けてどのような決断を下すかには注目が集まりそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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