2010年W杯当時のダビド・ビジャ【写真:Getty Images】
J1のヴィッセル神戸は1日、今季までMLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCに所属していたスペイン代表FWダビド・ビジャが来季から加入することを1日に発表した。
世界屈指の点取り屋であるビジャは、キャリア通算400ゴール以上を記録。リーガエスパニョーラ1部で戦った11シーズンのうち、負傷による長期離脱を強いられた2011/12シーズンを除く全てのシーズンで二桁得点を記録し、バレンシアでは20ゴール以上のシーズンも3回あった。近年もアメリカでその健在ぶりを見せつけ、MLSでは通算124試合で80ゴールを挙げている。
スペイン代表としてのキャリアも凄まじい。通算59ゴールはラウール・ゴンサレス氏(44点)や現サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス(38点)などを上回り歴代最多。EURO2008と2010年ワールドカップでは得点王に輝き、両大会のスペイン優勝に大きく貢献した。
ワールドカップ得点王がJリーグでプレーするのはビジャで5人目となる。過去には1986年大会得点王のゲーリー・リネカー氏が名古屋グランパスエイトで、1990年大会得点王のサルバトーレ・スキラッチ氏がジュビロ磐田で、1994年大会得点王のフリスト・ストイチコフ氏が柏レイソルで、2010年大会得点王のディエゴ・フォルランがセレッソ大阪でプレーした。フォルランとビジャは2010年大会でトーマス・ミュラー、ヴェスレイ・スナイデルと5得点で並んでの得点王だった。
また、EURO得点王がJリーグでプレーするのは2人目。トーレスはEURO2012で3得点を挙げ、クリスティアーノ・ロナウドやマリオ・バロテッリなどと並ぶ6人の得点王のうちの一人となった。
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