名古屋グランパス対湘南ベルマーレ【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグの最終節となる第34節の試合が1日に各地で開催された。
17位の柏レイソルと最下位のV・ファーレン長崎はすでに来季J2への自動降格が決定済み。だがJ1参入プレーオフへ回ることになる16位は確定しておらず、5チームがプレーオフ回避を目指して争う状況にあった。
12位の横浜F・マリノスと13位のジュビロ磐田が勝ち点41、14位の湘南ベルマーレと15位のサガン鳥栖と16位の名古屋グランパスが勝ち点40と、わずか1ポイント差に5チームがひしめく大混戦。特に名古屋と湘南は直接対決で残留確定をめぐって争う。
注目の一戦はアウェイの湘南が優位に進める。19分には菊池俊介、37分には梅崎司がゴールを奪って前半で2点をリード。だが名古屋は67分にジョーが倒されて得たPKを自ら決めたのに続いて、75分にも湘南のハンドによるPKを決めて追いつき、試合を2-2のドローに持ち込んだ。
鳥栖はアウェイで鹿島アントラーズと対戦し、スコアレスドローで終了。下位3チームはいずれも勝ち点1を加えて順位に変動はなかった。大敗しない限り16位転落の可能性がなかった横浜FMは、セレッソ大阪に1-2で敗れたが残留を決めた。
磐田はJ1王者の川崎フロンターレと対戦。78分に大久保嘉人の古巣相手のゴールで先制したが、83分に追いつかれ、最後は後半アディショナルタイムの94分に再び失点。1-2で敗れた結果、勝ち点41のまま変わらず、得失点差で湘南、鳥栖、名古屋を下回って16位に転落した。
16位となった磐田はJ1参入プレーオフに出場。2日に行われる横浜FC対東京ヴェルディ戦の勝者と対戦して来季J1の最後の1枠を争う。
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