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マドリードが「サッカー界の首都」に。南米王者決定戦に続いて今季CL決勝も開催地

text by 編集部 photo by Getty Images

サンティアゴ・ベルナベウ
レアル・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウ【写真:Getty Images】

 コパ・リベルタドーレス決勝2ndレグのリーベル・プレート対ボカ・ジュニオルス戦は、12月9日にマドリードのサンティアゴ・ベルナベウで開催されることが決定した。南米王者決定戦が欧州で開催されるという異例中の異例の事態となる。

 ボカのホームで行われた1stレグを2-2のドローで終えたあと、リーベルのホームでの2ndレグは現地時間24日に開催が予定されていた。だがリーベルの過激なサポーターグループがボカのチームバスを襲撃し、負傷する選手も出るという事件の末に延期が決まった。

 リーベルに対する処分のひとつとして、決勝2ndレグは中立地で開催されることになり、レアル・マドリーの本拠地であるベルナベウがその会場に選ばれた。南米王者決定戦が他大陸で開催されるのは、ゲスト参加したメキシコのチームが決勝に進んでホームで試合を行った場合を除いては史上初となる。

 来年6月1日には、欧州王者を決める試合となるチャンピオンズリーグ(CL)決勝がアトレティコ・マドリーの本拠地ワンダ・メトロポリターノで開催される。半年の間に欧州王者決定戦と南米王者決定戦が同じ都市でを開催される状況となり、スペイン『デスマルケ』は「スペインの首都がサッカー界の首都になる」と表現している。

 また、サンティアゴ・ベルナベウでは過去に4回の欧州カップ決勝が開催されており、欧州と南米の頂上決戦をどちらも開催した世界初のスタジアムとなる。ベルナベウではさらにEURP1964決勝や1982年ワールドカップ決勝、クラブワールドカップの前身であるインターコンチネンタルカップ決勝も開催されており、サッカー界のトップレベルの決勝戦の開催経験において世界でも類を見ないスタジアムということになりそうだ。

【了】

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