ローマのユスティン・クライファート【写真:Getty Images】
伊紙『トゥットスポルト』は、同紙が主催する「ゴールデンボーイ」賞2018年版の最終候補となる5人の選手を28日に明らかにした。昨年の受賞者であるパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペは連続受賞を逃すことになった。
ゴールデンボーイ賞は、欧州のクラブに所属し、過去1年間に最も活躍したと評価される21歳以下の選手に贈られる。過去にはウェイン・ルーニーやリオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、ポール・ポグバなど、後にサッカー界のトップスターに成長した多くの選手が受賞している。
2018年版は7月1日に100人の候補が発表され、毎月1日に20人ずつ減らされる形式がとられていた。フローニンゲンに所属する日本代表MF堂安律も40人の候補にまでは残っていたが、今月1日に発表された20人には残ることができなかった。
最終候補として発表されたのは、ローマのFWユスティン・クライファート、アヤックスのDFマタイス・デ・リフト、リバプールのDFトレント・アレクサンダー=アーノルド、レアル・マドリーのFWヴィニシウス・ジュニオール、ミランのFWパトリック・クトローネの5人。受賞が有力視されていたムバッペは残らなかった。
ムバッペの落選は、事実上“別格”であるためだと説明されている。15年前に同賞が設立されて以来、過去にも複数回受賞した選手はいない。ムバッペも過去に1回受賞したメッシなどと同じく、「もはやこれから頭角を表すような若手ではなく、バロンドールを争うような完成品」だと述べられている。
受賞者は欧州各国メディアのジャーナリスト35人による投票で決定され、12月17日に発表される。最終的な受賞者とは別に、オンラインで行われていたユーザー投票ではクライファートが最多の票を獲得したことも発表されている。
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