フローニンゲンの堂安律【写真:Getty Images】
オランダ1部のフローニンゲンを率いるダニー・バイス監督は、同クラブに所属する日本代表MF堂安律に対し、次のステップとしてはオランダ国内のビッグクラブへ移籍するべきだと助言している。オランダ『VI』が伝えた。
フローニンゲンでの活躍で評価を高めている堂安に対しては、オランダ国内外の多くのビッグクラブが獲得に関心を示していると噂される。今年夏にはロシアのCSKAモスクワが提示した移籍金800万ユーロ(約10億3000万円)のオファーをフローニンゲンが断ったとされているが、現在はそのCSKAやウクライナのシャフタール・ドネツクからさらに高額のオファーが届いているという。
一方、オランダ国内ではアヤックスやPSVからの関心が盛んに取りざたされている。バイス監督は、「リツには我々のチームに残ってほしい」としながらも、「(残留の)保証はない」とも付け加えている。
堂安が移籍するとすれば、かつてフローニンゲンでプレーしたウルグアイ代表FWルイス・スアレスと同様に、まずオランダ国内の上位クラブへ移籍することを監督は勧めている。スアレスは2007年にフローニンゲンからアヤックスへ移籍し、その後リバプール、バルセロナへと飛躍した。
「ルイス・スアレスが辿ったようなルートが堂安にも合うだろう。オランダのトップクラブを中継点として、さらに高いレベルへと進むことだ。彼にはそれが可能だと思う。十分に賢い選手だ」とバイス監督は語った。
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