大宮アルディージャを去る石井正忠監督【写真:Getty Images for DAZN】
J2の大宮アルディージャは28日、トップチームを率いていた石井正忠監督が退任することを発表した。後任監督については決定次第発表するとのことだ。
鹿島アントラーズを率いて2016年J1優勝と天皇杯優勝の2冠を成し遂げた石井監督は、昨年5月に鹿島監督を解任されたあと、同11月に大宮監督に就任。J2降格の危機に瀕していたチームを救うことはできなかったが、降格後も引き続き指揮を執ることになった。
今季のJ2では上位争いに加わり、レギュラーシーズン最終節で5位に浮上してJ1参入プレーオフ圏内に滑り込み。だが25日に行われたプレーオフ1回戦で東京ヴェルディに0-1の敗戦を喫し、1年でのJ1復帰はならなかった。
「今年の目標であったJ2優勝を果たせなかったこと、プレーオフのチャンスも逃しJ1に復帰できなかったことを大変申し訳なく思っています」と石井監督はクラブ公式サイトを通してコメント。選手たちやクラブ関係者、サポーターらに向けては感謝の思いを表している。
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