昨季4位・柏の降格が決定
第33節では柏レイソルの、3度目の降格が決まった。セレッソ大阪にアウェイで3-0と快勝したものの、勝ち点37の名古屋グランパス、サガン鳥栖、湘南ベルマーレが揃って勝利。最終節で4差を逆転することができなくなったため、降格決定となった。
柏にとっては波乱のシーズンだった。昨季4位からさらなるジャンプアップを狙い戦力も拡充したが、開幕からなかなか結果が出ない。ロシアワールドカップでリーグが中断する直前に下平隆宏監督を解任。ヘッドコーチの加藤望氏を昇格させたものの、状況が好転することはなかった。
再開後に4連敗を喫するなど浮上のきっかけを逃した一方、連勝はここまで一つもない。しぶとく勝ち点を拾うことが求められたが、第33節を終えた時点での引き分けはリーグ最少の『3』。勝てるゲームを落とし、劣勢をドローで終えることもできなかった。
C大阪戦で監督を務めたのは岩瀬健氏。2度も監督交代を余儀なくされたことにチームの苦戦がうかがえるが、岩瀬監督は中断期間の2週間でチームを復活させた。元々能力の高い選手が揃っており、力を正しく引き出せればクオリティを示せるチームであることは証明した。
最終節は絶好調のガンバ大阪と対戦する。柏としては今季を締めるとともに来季に繋げる上でも、初の連勝で飾りたいところだ。
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