天皇杯優勝の可能性も残す鹿島
今季のACLを制した鹿島アントラーズにとって、来季は連覇を狙うシーズンとしたいはず。そのためにも、何としても出場権を確保しなければならない。
過密日程の中、第33節ではベガルタ仙台を3-0と一蹴。34分に昌子源がセットプレーから得点し、70分には安西幸輝がカウンターから決めると、その5分後にセルジーニョがダメ押し弾を奪った。公式戦7試合負けなしと粘り強く戦っている。その中にはACL決勝も含まれており、ビッグタイトル獲得がチームに力強さをさらに肉付けしている。
その鹿島は天皇杯でも準決勝に進出。その他は浦和レッズ、ベガルタ仙台、モンテディオ山形だ。来季のACLは、J1優勝チームと天皇杯優勝チームがグループステージからの出場となり、J1の2位と3位はプレーオフからの参戦となる。
現時点でJ1王者の川崎フロンターレの出場が確定しているが、その他は最終節と天皇杯決勝の結果に左右される。鹿島が天皇杯優勝を果たすと、J1の4位チームが繰り上げされる。
いずれにせよ、まずは最終節で勝ち点3を獲得することが先決。果たして、アジアへの切符を手にするのはどのクラブになるだろうか。
(文:青木務)
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