ボルシア・ドルトムントのアシュラフ・ハキミ【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、レアル・マドリーからレンタル中のモロッコ代表DFアシュラフ・ハキミを完全移籍で獲得したいという意志を認めている。ドイツ『シュポルト』が伝えた。
現在20歳のハキミはマドリーの下部組織で育ち、昨季からトップチームに昇格。公式戦17試合に出場して2ゴールを記録したあと、今季から2年間のレンタルでドルトムントに加入している。
ドルトムントでは、チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦で3アシストを記録するなどの活躍を見せている。レンタル期間はまだ1年半以上残されているが、ドルトムントはすでに完全移籍に動くことを決めたようだ。
ドルトムントは先日、バルセロナからレンタルしていたFWパコ・アルカセルを完全移籍で獲得した。ヴァツケCEOはクラブ総会で「パコ・アルカセル、ドルトムントへようこそ」と加入を歓迎しつつ、「アシュラフ・ハキミに関しても同じことを願っている。だが簡単ではないだろう」と話している。
アルカセルに関しては買い取りオプションが設定されていたが、ハキミについては他クラブが獲得に関心を示した場合の優先交渉権があるのみだと報じられており、マドリーが放出を拒否すればドルトムントが買い取ることはできない。獲得のためにはマドリーとの交渉が必要になりそうだ。
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