ロナウジーニョ氏【写真:Getty Images】
元ブラジル代表のロナウジーニョ氏が、金銭的にさらなる窮地に陥っている。同氏の運営する団体が罰金を支払えず、高級車などを差し押さえられたという。『AP通信』などが伝えた。
現役時代にバルセロナやブラジル代表のエースとして活躍し、華麗なプレーでサッカー界のトップ選手に上り詰めたロナウジーニョ氏。だが現役引退後は経済的に困窮し、先日には銀行口座をブラジル検察庁に差し押さえられたが、その残金が24.63レアル(約750円)しかなかったという衝撃の事実が報じられていた。
その困窮の発端となったのは、ロナウジーニョ氏の団体「インスティトゥート・ロナウジーニョ・ガウショ」が自然保護区において違法建築を行ったとして200万ユーロ(約2億6000万円)以上の罰金支払いを命じられたことだった。その支払いが行われなかったとして、21日にはロナウジーニョ氏の私財が差し押さえられたようだ。
ロナウジーニョ氏と兄のロベルト・アシス氏が共同保有する邸宅に当局が立ち入り、罰金支払いに充てるため両者の私財が押収された。2台のBMWと1台のメルセデスのほか、絵画や家具などが対象になったと伝えられている。
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