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日本代表 6年前

森保J、刺激しあう三竿健斗&守田英正が果たすべき役割。柴崎岳&遠藤航に続くボランチは?【キルギス戦プレビュー】

text by 河治良幸 photo by Getty Images

互いに高め合う三竿と守田

 さらに「ロングフィードとか僕よりうまいので、遠くが見えている」と認めるが、守田には“川崎ターン”以外にも強みがある。大分合宿の合流初日に「今の段階では個人として何かできる選手ではないので、人と人をつなぐというか、チームにとっての連動性をもたらせるように、自分がその間に入ってプレーするところを見てもらいたい」と語っていた守田はこう続けた。

「距離感のところで、ちょっとワイドに取ってしまって、遠くなった時とかに自分が間に入って、うまく人と人をつなげるようなポジショニングをすることで、相手も嫌だと思いますし、自分たちにとってもプラスになると思うので、その連動性を出していきたい」

 しかし、数日の練習を重ねたあとで改めて聞くと「人によってはポジショニングで横についてあげないほうが、スペースを空けておいた方が生きるっていう選手もいるので、そこはちょっとやってみて分かったことです」とイメージをアップデートしていることを明かしてくれた。そうした周囲を観察する眼と柔軟な思考は所属クラブの川崎Fでも見られていた。それが日本代表で早くも発揮されてきている。

 ベネズエラ戦の遠藤と柴崎のプレーを観て「2人ともゲームメイクの部分ですごく活躍していましたし、90分通して魅力的なサッカーをしていた」と素直に良さを認めつつ、自分が出た時にどうするかのイメージを膨らませている。その中でも味方のサポートに入る意識はベネズエラ戦の柴崎にもよく見られたが「そこに関しては負けたくないですね」と守田は語る。

「あまり大きいことは言わないですけど、そこには自信があります。人を助けるとかカバーする、距離の部分とか、気を遣う部分というのは誰よりもできる自信がありますし、そこも自分としては特徴だと思っているので。細かいところですけど、(試合に)出たらそういうところを出してきたい」

 守田について三竿は「フロンターレのサッカーをやっていてすごくいい選手だなと思う」と語る。「ボールの引き出し方だったり、扱い方を自分が習得すればもっともっとプレーの幅が広がるなと思っていて、色々思ったことを質問して『どうやってやるの~』と言う感じですね」と笑いながら語る三竿は「みんなが伸びれば相乗効果で周りも伸びると思うので、学ぶ姿勢は大事かなと」と互いに高め合う重要性を主張する。

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